2015年9月26日土曜日

ピロリ菌について1〜引き起こす病気は?

最近、ピロリ菌の問い合わせが多いので説明します。
ヘリコバクター・ピロリ菌は、1982年にオーストラリアのウォーレンとマーシャルは、胃粘膜から新しい細菌の分離・培養に成功し、ヘリコバクター・ピロリ(H. pylori )を発見しました。二人はノーベル賞を受賞しました。
胃の中は胃酸が出ているため、通常の菌は死んでしまいます。ピロリ菌は特殊な酵素をもっており、アンモニアを発生して、胃から身を守っているため、胃の中で生きることができます。
ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎は萎縮性胃炎の他にも、消化性潰瘍、胃MALTリンパ腫、機能性ディスペプシア(FD)、胃ポリープ、特発性血小板減少症を引き起こし、萎縮性胃炎を経て一部は胃がんを引き起こすことが知られています。ヘリコバクター・ピロリ感染陰性者ではほとんど胃癌を発生しないことも明白となってきました。
ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に除菌の適用拡大がされたので、胃がんを含むヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に基づくほとんどの疾患を抑制できる可能性があります。
どのように感染するわかっていませんが、口から感染するのが大部分と考えられています。ピロリ菌の感染率は衛生環境と相関すると指摘され、50代以上の日本人の70〜80%以上がピロリ菌に感染しているといわれています。その一方で、若い人の中にも感染している人がいますので、ぜひ検査を受けてみてください。



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